九州支部第171回講演会

タイトル: 原子力の基礎工学分野における人材育成
講師: 深堀智生氏 (日本原子力研究開発機構 原子力基礎工学研究センター 副センター長)
日時: 2017年8月4日 14:50 – 16:20
場所: 九州大学筑紫地区 H棟2階 講義室 (205号室)
概要:
原子力分野における人材育成は、電力や原子力メーカーの人員を考えると気が遠くなりそうな状況にある。もちろん、これらの商用ベースの人材は、火力発電所と共通する部分もあるので、所謂、機械工学(熱水力、熱流動)やプラントエンジニアで間に合う部分もかなりあるので、必ずしも「原子力工学科」の卒業生である必要はないが、原子力特有の臨界や放射線輸送といった現象を理解し、更なる俯瞰力を持った人材でなければ、いざ事故が起こった時の対応ができなくなる恐れがある。一方、原子力における技術革新やイノベーションを推進するためには、息の長い研究を支える基礎基盤技術の研究者が必要となる。こういった人材の確保と育成について、皆さんと一緒に考えていきたい。
このため、人材がこちらを向いてもらえるような「楽しい」研究テーマやそっぽを向かれてしまう理由についても併せて考えてみたい。